市場変化の激しい昨今、経験や勘では経営/事業判断が難しくなってきました。
製品のライフサイクルが短くなり、顧客動向を正しく把握して新しい施策を打っていく継続性が重要になっています。場合によっては、ビジネスモデル自体を変革して企業成長を図る必要があり、過去の経験則が判断の妨げになるケースも少なくありません。
そういった状況で登場した考え方が「DX(Digital Transformation)」です。DXではデータに基づいて市場変化をとらえ、事業や組織を変化させていく柔軟性が求められます。しかし、全体俯瞰が目的の財務諸表だけでは実際にビジネス現場で起きている変化を察知することが難しいです。
そこから一歩踏み込んで、会計データだけでなく、マーケデータ・販売管理データ・営業管理データなど、様々なデータを統合して予実/見込管理していく経営基盤に注目が集まっています。
とはいえ、一足飛びでは経営管理のデジタル化は実現しないので、まず必要なのは向かうべき方向性のイメージを掴む事です。そこで、「経営管理から加速させる企業のDX推進」と題して、全2回で経営管理のデジタル化に必要な基礎を理解できるセミナーをご用意しました。
第2回では、デジタル化した経営管理を構築する5ステップを解説していきます。多くの企業では、まず分析に使うデータを整える準備フェーズから始める事が多いです。そのため、まずステップ1〜2では、分析のゴールや、モニタリングすべき重要KPIなどを設計して、そのために必要なデータ収集や、セグメント情報の紐付けが必要です。データの準備が整ったステップ3では、経営データ分析のノウハウで簡単に仮説検証して欲しかった経営分析の結果が得られるのかチェックします。そして、ステップ4〜5でツール導入を進める流れをご説明します。
参加後のゴールとして、「これから半年〜1年かけて何に取り組めば良いのか?」といったアクションプランが見えている状態を目指します。